1. 自律神経が自立する?

 

「自律神経失調症」という病名はよく聞くと思いますが、自律神経自体が何なのかを理解している人は少ないようですね。今回は自律神経の働きや症状、そして一般の人にはまだあまり知られていない左右の脳のバランスと自律神経の関係を説明します。

 自律神経とはお互い相反する働きをする交感神経副交感神経とをまとめて呼ぶ名前です。それぞれを簡単に説明すると、まず交感神経の仕事は、「びっくりした時の反射」を起こすことです。

たとえば、瞳孔が開き、汗が出て、全身の毛が逆立ち、血圧や脈が上昇し、血が筋肉に集まり、脳を興奮させ、まさしく身体を興奮状態にします。副交感神経はこの反対で、内臓に血液を集め、消化器や肝臓など内臓の働きを高め、血圧や脈を低下させます。普段はこの交感神経と副交感神経がお互いにバランスを取り合いながら状況に応じて身体の働きを調節しているのですが、「過度のストレス」「更年期」などのホルモンバランスが原因でこの自律神経の調整がおかしくなることを「自律神経失調症」と呼んでいます。自律神経がバランスを崩すと、ほとんどの場合交感神経が優位になる「交感神経自立型」になります。前述したように、身体を興奮状態にすることが仕事の交感神経がいつでも優位になると、原因がわかりにくいやっかいな症状を引き起こします。また最近では自律神経のバランスの崩れがアレルギー、免疫力低下をはじめいろいろな病気と深い関連があるという研究結果も多くあります。これらの症状は内科や外科的な検査をしてもはっきり原因がわからないことが多く、その為にきちんとした治療を受けられず長い間苦しんでいる人が多いのです。交感神経優位が続くと身体に負担がかかるばかりか、ホルモンの出方にもさらに悪影響を及ぼし「負のスパイラル(悪循環)」に陥ってしまいます。実はストレスやホルモンバランスなどのほかにも自律神経のバランスが崩れる原因があります。それをBrain Hemisphericity=脳のヘミスフェリシティーといいます。

 

脳のヘミスフェリシティー=左右の脳のバランスの崩れと自律神経機能の乱れ

ヘミスフェリシティーとは、左右の脳の働きが崩れ、片側の機能が反対側に比べて低下してしまう事をいいます。左右の脳はたえずコミュニケーションをとっていますので、このヘミスフェリシティーによって様々な現象が起こります。それらは、高血圧であったり、耳鳴りであったり、複視(物が二つに見える)であったり、また身体の左右の筋肉の柔軟性の偏りや、左右の関節のねじれを起こすことから捻挫や腱鞘炎になりやすくなったり、そして動悸や不整脈、腕、足、半身のしびれ、不眠、うつやパニック障害などの自律神経系の症状、及び無呼吸症など、その他にもここで紹介しきれないほど様々な症状の原因になることがあります。

 

自律神経失調症の主な症状        

激しいめまいや立ちくらみ、胸の痛みや激しい動悸、耳鳴りや目の奥の痛み、頭痛、顔面神経痛、顔面、舌、手足、内臓のしびれ、飲み込みにくい、しゃべりにくい、背中の痛み、下腹部の痛み、突然の下痢や便秘、いらいら、うつ、パニック、対人恐怖、引きこもりなどです。

 

 

自律神経失調症と甲状腺機能異常

甲状腺機能異常、得に亢進症では上記の症状の大部分が出ることがあります。甲状腺機能亢進症が疑われる場合は甲状腺機能の詳しい検査が必要です。

 

自律神経セルフチェック

自律神経のバランスが崩れている人に起こりやすい症状のチェックリストです。

ü  めまいや吐き気

ü  立ちくらみ

ü  不眠

ü  耳鳴り

ü  胸の痛みや動悸、急な発汗

ü  息が苦しい、喋りにくい

ü  気分が落ち込みやすい

ü  手足の痺れやむくみ

ü  手足が冷たい

ü  慢性疲労がある

ü  飲み込みにくいことがよくある

ü  下腹部や腰がよく痛む

ü  肩甲骨の間がよく痛む

ü  急に不安になったりパニックを起こしたりする

ü  わけもなくいらいらする

ü  内臓の働きが鈍い

いかがでしょうか?当てはまる項目が多いほど自律神経の調節が狂っている可能性が大!要注意です。自律神経のバランスの崩れはほうっておくと、免疫、内分泌系や神経系に悪影響を及ぼし2次3次的にいろいろな症状を引き起こし日常生活に支障が出るほど重度になることもあります。異常を感じたらできるだけ早めに診察治療を受けることが大切です。

 

自分で出来る自律神経調節法

自律神経のバランスを整えるには、

1.呼吸法:1分間で6回呼吸法。3秒で鼻から吸い、3秒保持、4秒で口から吐く呼吸法を、3分間~5分間行う。

2.両足を椅子の上にのせ、仰向けに寝転がり、目をつぶってリラックスする。言語の入っていない音楽を聴きながらするとさらに効果的。―10分~15分間

3.両手の指先を強めにはさむ爪マッサージ(薬指を除く)

4.足湯:足首までを熱いお湯(やけどしない程度の温度)に15分つける

等です。普段から身体や神経をリラックスする時間を作り、自律神経のバランスが崩れないようにしましょう。極度のストレスや、食生活のバランスの崩れも大敵です。

 

カイロプラクティック神経科治療

我々カイロプラクティック神経科医が診る患者さんのほとんどはMRICTなどで原因が現れない症状を持つ患者さんです。自律神経の症状はその中の1例です。生活すること自体がストレスである現代社会において、自律神経には常時過度のストレスがかかっており、いつ働きが崩れてもおかしく無いj危険にさらされています。そのような状態で急に忙しくなったり、何か大きなストレスやプレッシャーがかかるような出来事が起こると自律神経のバランスがガクッと崩れ症状が出始めることがあります。そんな時には上記の自律神経調整法などを試してみてください。ただし、自分でコントロールが出来ないように感じたならば、できるだけ、早めに診察治療を受ける事をお勧めします。

 

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2.ホルモンバランスの崩れで30代から更年期?

男性でも更年期障害?

 

最近では驚くことに30代の女性にもそして男性にも更年期障害のような症状が出ることが多くなってきています。例を挙げると、

1.自律神経系の症状:発汗、動悸、痺れ、立ちくらみ、耳鳴り、めまい、偏頭痛

2.ホルモンバランスの崩れ:体重増加、体型の変化、血圧上昇、血糖値やコレステロールの増加いわゆる「メタボ」により

(ア)  身体がむくむ

(イ)  体重が増える

(ウ)  いらいらする

(エ)  疲れる

(オ)  頭痛がする

3.うつ、心配性、引きこもり

4.突然のアレルギー

5.甲状腺機能や副腎機能異常により

(ア)  朝がつらい、午後になると疲労する慢性疲労

(イ)  動悸、発汗、運動すると頭痛になる

(ウ)  朝から頭痛がする、または午後になると頭痛が起こる

(エ)  甘いものがやめられない

等です。ほとんどの症状が、ホルモンバランスの崩れが原因で引き起こされるようです。

 

女性の場合「エストロゲン」や「プロゲステロン」が減ることで女性らしさが失われ、骨密度が減ったり、わずらわしい症状が出ると言われていますが、実は「エストロゲンサージ」といわれる一時的にホルモン量が急増する現象も起きています。また驚くことに、男性ホルモンのテスタスタロンの分泌が増加している女性が多くなっています。テスタスタロンが増加すると「卵巣のう胞症候群」にかかりやすくなりますし不妊の原因にもなります。

当医院での唾液によるホルモン検査の結果では30代の女性患者さんの3人に2人は男性ホルモンの出過ぎという結果が出ています。子宮内膜症、卵巣のう胞、子宮筋腫があるとわかっている人も、生理がきつかったり、不安定だったり、不妊に悩んでいる人も、まずはホルモンバランスをストレスで崩さないように生活全体を見直す必要があります。

 

男性の場合「テスタスタロン」が減少すると男性らしい体型を失い、筋肉量が減り体力及び精力が減退します。メタボリック症候群になる。

 

男女共に異性のホルモン量が増えると、体内の細胞が変形しやすい状態になり腫瘍ができやすかったり、血管壁の強度に問題が起こったり、血圧が急上昇したりという健康上の問題が増えるということです。

 

テスタスタロンやエストロゲンの分泌とインシュリンや副腎ホルモンの分泌は深く関係していますので、それらが崩れると更年期のような症状ばかりかメタボの症状も出てしまいます。また、ホルモンバランスが悪ければうつになりやすくなりますし、ひどい場合ホルモンや自律神経の変化から甲状腺機能に異常が出て、突然の動悸や激しい発汗などでパニックに陥り、救急病院に駆け込むケースも少なくありません。また男女ともに生殖器官(卵巣や睾丸など)の働きが低下すると代わりに頑張って働かなければならないのが「副腎」です。ですのでそれらの機能が低下すると副腎疲労を引き起こし、さらに悪循環に陥る可能性が増えてしまいます。そして忘れてはならないのは大切な肝臓機能です。バランスの崩れたホルモンの分解は肝臓で行われますし、興味深いことに肝臓でも甲状腺ホルモンを作っているのです。肝臓に毒素がたまっている人ほど甲状腺機能に変化が出やすくなり自律神経失調症も引き起こしやすくなります。

 

自分で注意できること

1.甘いものやジャンクフードを食べない

2.朝ごはんを抜かない

3.4~5時間おきに必ず食事をする

4.毎日の睡眠、食事のタイミングなどを出来るだけ規則的にする

5.お水をたくさん飲んで肝臓機能を助ける

6.週に3回、軽い運動をする

7.ストレスコントロール

等です。

 

 

 

当医院にはホルモンバランスが崩れて体調不良に悩んでいる患者さんがたくさん来院され、キネシオロジーや脊椎、頭蓋、内臓矯正、肝臓解毒を通してホルモンバランスの崩れを治療しています。まずはストレスや食事のコントロールなどの自分で出来る予防をすることが大切ですが、症状のあるなしに関わらず自分のホルモンバランスがどうなっているのかを知ることも大切だと思います。

 

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3.女性に多い甲状腺機能異常の話

 

皆さん「甲状腺機能異常」って聞いたことがありますか?甲状腺機能異常とは、甲状腺腫、バセドウ病、ハシモト病のように名前のつく甲状腺の病気で起こるだけでなく、病気ではないのに働きがおかしくなることも多く、その場合は血液検査等でははっきりとした異常がわかりません。当医院に来院される女性患者さんの約3人に1人が、この血液検査では異常がみられないのに甲状腺の働きがおかしくなるサブクリニカルタイプの甲状腺機能異常を持っています。

 

サブクリニカルタイプの甲状腺機能異常によく見られる症状

1.朝おきるのがつらく、午前中いっぱい調子が悪い

2.朝方頭痛で目が覚める、朝から頭痛がする

3.運動をすると疲れが激しい、運動する気が起こらない

4.動悸がする

5.うつ、パニック

6.のどの辺りがつまり、息が苦しく感じる、または飲み込みにくい

7.メニエール(めまい)のような症状がある

8.肩甲骨と背骨の間が痛む

9.耳鳴り

10.            肌荒れ

11.            眉毛の外側3分の1が薄い

12.            髪が抜けやすい

13.            ダイエットしてもやせられない

14.            消化不良、ガスがたまる

等が代表的です。また一般的に甲状腺機能が低下すると太り、亢進すると痩せますが、痩せ型の人でも機能低下のような症状が出ることも多いのが特徴です。

 

原因には

1.ストレス

2.精神的なトラウマ

3.自律神経バランスの崩れ

4.ホルモンバランスの崩れ

5.遺伝

6.グルテンや乳製品などの食物過敏症がある

7.刺激物(コーヒー、スパイシー)の摂りすぎ

8.砂糖の摂りすぎ、食事の偏り

等が挙げられます。

 

診断法は症状の問診、質問票、自律神経等の検査、次に内臓の触診及び関連したリンパの目詰まり、筋肉や脊椎の機能検査などです。甲状腺の病気が疑われる場合は詳しい血液検査が必要な場合もあります。

 

治療法は、投薬に頼らない治療が可能で、自律神経の調節、内臓、脊椎矯正、キネシオロジー等によるホルモンバランスの調節、精神的なトラウマがある場合はトラウマリリース治療、そしてサプリメントやホメオパシーの処方など総合的な治療が有効です。

甲状腺は自律神経とつながっていますし、ホルモンバランスの中心的な役割をしているとても大切でデリケートな臓器です。甲状腺の健康を保つことは、肌や髪だけでなく、身体全体の体調や精神のバランスにとってとても大切なことなのです。

 

原因がわからない体調不良はこのサブクリニカルタイプの甲状腺機能異常が原因かもしれません。

 

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4.「ものわすれ」と「副腎機能異常」と「うつ」

 

今回は、誰もが気になる「ものわすれ」と、おそらく聞きなれない「副腎機能異常」と、そして最近急増している「うつ」の関係について書きます。「ものわすれ」をしないためには、脳の記憶をつかさどる大脳辺縁系の海馬という部分がきちんと働いていなければなりません。ところが最近の研究で、ストレスに反応するコーチゾールというホルモンの分泌異常によってこの海馬にダメージが加わることがわかりました。ということは「過度なストレス」によってコーチゾールが出すぎると「ものわすれ」がひどくなり将来的には認知症やアルツハイマーにもなりやすくなるということです。また大脳辺縁系は記憶だけでなく感情をもつかさどっていることから、「うつ」や「きれる」など、近年増加している症状とも関係しているのです。

「ものわすれ」チックリスト

ü  人の名前が覚えられない、思い出せない

ü  道や場所の名前が思い出せない

ü  創造力がなくなった

ü  3日前の昼ごはんが思い出せない

ü  予定は必ず何かに書き留めないと覚えていられない

ü  何かを思い立って行動したものの何をしようとしたのか忘れてしまうことがよくある

ü  携帯や鍵などをどこに置いたかすぐに忘れる

ü  広い駐車場に車を止めると買い物のあとで探し回ることがある

ü  電話番号や、住所等が思い出せない

ü  計算力が弱くなった

これらは記憶障害の初期症状です。チェックマークが多くつくほど海馬のダメージが進んでいます。

 さて、このコーチゾールというホルモンですが、実は副腎という臓器から分泌されています。ほとんどの人が副腎の存在を知らないと思いますので、「副腎機能異常」について簡単に説明します。副腎とは左右の腎臓の上に乗っかっている内分泌系の臓器です。その主な働きは体内の恒常性を保つ為のホルモンを分泌することです。交感神経を刺激して身体を戦闘状態にするアドレナリン、若返りホルモンといわれるDHEAや性ホルモン、ストレスに反応するコーチゾール、からだの炎症に関係するステロイドホルモン、体内のミネラル調節をするホルモン、そして肝臓と一緒に血糖値を調節するホルモンなどです。副腎はわれわれが生きていくうえでもっとも大切な内分泌系の臓器のうちのひとつです。ところが複雑な現代社会の生活による過度のストレスで副腎にダメージが加わり、ホルモンの分泌バランスが崩れる「副腎機能異常」を起こしている人が多くなっています。

副腎機能異常の主な症状は        

Ø  慢性疲労がある

Ø  ストレスがかかると頭痛になる

Ø  午後になると頭痛がする

Ø  抵抗力が弱い、アレルギー、喘息体質

Ø  朝が弱い

Ø  ボウ満感、胃潰瘍、慢性胃腸炎

Ø  甘いもの、カフェイン、タバコがやめられない

Ø  目がかすむ、行動が安定しない

Ø  食事を取らないと気分が悪くなり食事を摂ると元気になる

Ø  食事後急に眠くなる

Ø  寝付けない、または寝ていられない

Ø  朝からだが痛い、もしくは硬い、慢性的な関節炎がある

Ø  エクササイズのリカバリーが遅い

等です。これに「ものわすれ」が加わると、ダメージは副腎だけでなく脳にも及んでいるということになります。そして「ものわすれ」は「アルツハイマー」だけでなく「うつ」の初期症状なのです。

ストレスって何でしょう?

ストレスイコール精神的なものと考えがちですが、副腎にかかるストレスは精神的なものだけではありません。その他にもたくさんのストレス源があります。

1.水分不足

2.砂糖の取りすぎ

3.アレルギー

4.食品添加物

5.カフェイン、ニコチン摂取

6.毎日の生活リズムが一定していない

7.睡眠不足

8.長時間の車の運転

9.頻度の多い旅行、特に時差のある場所への旅行

10.               朝ごはんを食べない

11.               一日中コンピューターを使っている

12.               セルフォンを常時使っている

13.               日焼けのしすぎ

等です。

脳のダメージを食い止める方法は?

 

当医院には、上記の副腎機能異常の症状をはじめ、うつ症状や認知症の患者さんがたくさん来院されます。それぞれの患者さんの脳の働きやホルモンのバランスがどのように崩れているかは問診や神経学検査、唾液検査、筋肉応用学等を通して検査することができます。そのバランスの崩れを神経学矯正、内臓矯正や頭蓋矯正などで調節し、栄養剤や食事療法そしてストレスコントロールなどを併用することで治療することが出来ます。脳細胞は加齢とともに再生が難しくなります。まずは上記のリストを見直して、ストレスを少しでも改善し大脳辺縁系にダメージを与えない生活を心がけましょう。ただし上記の副腎機能異常の症状及びものわすれ症状が明らかに出ている人は、脳のダメージが進行する前に1日も早く治療を受けにいらしてください。

 

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5.めまい?それとも立ちくらみ?

 

40歳代以上で約36%の人がめまいや立ちくらみなどの症状に悩んでいるという統計があります。それよりも若い年齢を含めても、3人に1人位の割合で何らかのめまいや立ちくらみに悩まされている人がいるのではないでしょうか。実はめまいや立ちくらみにはいろいろな種類があり、それによって違う原因が隠れています。今回はめまいのタイプとめまいと立ちくらみの違いなどを簡単にいくつか説明していきます。

1.突発性頭位めまい症

めまい症の中で20%以上が突発性頭位めまい症と言われています。英語では、BPPVBenign Paroxysmal Positional Vertigo)といいます。

原因

頭の上下左右及び前後方向の動きを感知する平衡覚器内耳センサーの重り部分のかけらが離脱してしまい、それが三半規管といわれる頭の回転や傾きを感知するセンサーの中に入り込んで誤作動を起こすことでめまいになります。重りのかけらが離脱してしまう原因は、交通事故や転倒での頭部への衝撃、頭部の不自然な動き、または長期のベッド療養過度のストレス(脱水症状、過度のアルコール飲酒、時差や飛行機での移動など)でも起こるようです。

症状

ある朝起きようとして突然のめまいに襲われた。ひどい場合は起き上がろうとしてバランスを失い、そのまま転倒してしまった。などがよくあるパターンです。一度発作が起きると怖くて急に頭を動かさなくなりますので、しばらくは発作が起きない状態でいられますが、寝たり起きたりする動きや、また頭を特定の方向に動かすことでめまいの発作が起こります

発作の起こり方

特定の方向に頭を動かしてから4~5秒の時差とともに起こり、激しいめまいは通常15秒くらいでおさまる事が多いようです。通常は激しい発作が起こっている時間がさほど長くないので、吐き気や嘔吐までは起こりにくいようですが、安静に出来ない状況下では吐き気や嘔吐が起こることがあります。

頻度

一度発作が起こると、2週間から長いと5ヶ月の間めまいに悩まされ、一度治まっても1~2年の間に2~3回同じようにめまいの発作に悩まされるといった繰り返しが起こることが多いようです。

 

2.頸椎(首の骨)性めまい

首とその周りの筋肉や靭帯には頭の位置を感じるセンサーがたくさんついています。これらは目の動きと連動して、絶えず空間の中で頭の位置を正しく整える為に働いています。ところが、頸椎が歪んでいたり、極度のコリなどで筋肉がきちんと働いていないと、目や三半規管から入る情報と首のセンサーからの情報に誤差が生じてめまいを起こします。

 

3.メニエール

突発性頭位性めまいでは、通常めまいに伴う耳鳴りや聴力の低下は起こりません。突然の耳鳴りや聴力の低下を伴うめまいの場合はMeniere’s(メニエール)の疑いがあります。メニエール症の原因ははっきりとわかっていませんが、ホルモンのバランスや自律神経との関連があるようです。

 

. 脳梗塞

激しい頭痛、顔面神経麻痺、ろれつが回らない、手足がしびれる、などを伴うめまいが起こった場合は要注意です。脳内に梗塞、出血や腫瘍がある可能性がありますので緊急に精密検査を受ける必要があります。

 

5.自律神経系、甲状腺系めまい 

症状

このタイプのめまいは突発性頭位めまい症のように特定の頭の動きで特定の方向にぐるぐる回るというよりは、「ふわふわ」という感じだったり、「前後左右に揺れる」または、「後ろに引き込まれる」などのように説明する患者さんが多いようです。

検査

このタイプのめまいでは、Dix-Hallpikeというめまいテストは通常陰性で、眼球の特別な反射(Nystagmus)は起こりませんし、めまいの症状は出たり出なかったり特定のパターンに当てはまりません。突発性頭位めまい症の場合は頭を特定の方向に動かすたびに症状が出ますので、めまいの方向やHallpike テストの結果から自律神経や甲状腺から来るめまいとは一般的に区別がつきやすく比較的はっきりと診断ができます。ただ自律神経や甲状腺系のめまいはひとつの原因だけでなく様々な要因が絡んでいることが多くその場合は多方向から検査をする必要があります。 

 

6.立ちくらみとめまい 

人によっては「立ちくらみ」と「めまい」の区別がつかなくなっていることもあります。めまいはぐるぐるまわる、ふわふわゆれるように感じ、立ちくらみは、急に立ち上がったり、しゃがんだ状態から急に頭を持ち上げたりした時に貧血を起こすように起こります。

原因

貧血、低血糖、血管迷走神経反射や自律神経調整障害などから起こされる起立性の血圧や脈拍の低下などです。10代の運動選手に起こる立ちくらみの原因で多いのは、オーバートレーニングによる副腎疲労や貧血です。

 

7.更年期とめまい 

更年期になるとホルモン分泌や自律神経、そして甲状腺などの調節が狂い出し、めまいが起こります。女性ホルモンの分泌が不安定な時に大切なのは、副腎機能と肝臓の代謝能力です。血糖値が安定しない人も、副腎と肝臓に知らずに負担をかけています。最近では更年期に限らずホルモンや自律神経のバランスが崩れている人が若い人にも多くめまいに悩むケースが増えています。もちろん男性にも起こります。

 

 

以上のようにめまい、立ちくらみにはいろいろな原因があります。どのタイプかを診断するには眼球反射、三半規管、頸椎のゆがみ、自律神経やホルモンバランス、そして貧血や血糖値などを総合的に検査をすることが必要です。カイロプラクティック神経科医は薬を使わずにめまいや立ちくらみを治療するスペシャリストです。お悩みの人はご連絡ください。

 

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6.脳のゆがみの話

 

あなたは右脳人間それとも左脳人間?

 

脳は、皆さんご存知のように右半球と左半球に分かれています。それぞれがそれぞれの役割を持ってバランスよく働くのが理想ですが、実際は左右のバランスがくずれて偏っている人が非常に多いようです。まずは左右それぞれの脳の特徴を簡単に説明します。

 

右脳が利き脳の人の特徴は、

突発的で、突然の思いつきで行動することが多く、表現型ですのでジェスチャーが豊富で感情を表に出しやすい。

 

話がうまいのでおもしろいのですが、順序だてて話をすることが出来ませんので、しょっちゅう話題が飛びます。

 

視覚学習型ですので本や説明書を読むのが苦手で、たとえば新しい自転車を組み立てるのに説明書を読まず全体の出来上がり図を見て組み立ててしまいます。

 

大まかなあらすじをつかむのがうまいが、細かいことが苦手でアカウンタントや校正にはむきません。

 

理論より感覚で、アーティストが多い。

 

部屋は台風通過後のようです。

 

事実関係や熟慮なしに結論に飛びつく、理由づけや理解力はあるが順序だてることができない、あきやすく散漫ですが人の気持ちを読むのがうまく状況を把握するのが早い世渡り上手です。

 

刺激を求めるアクティビティーが好き、夢をカラーで見る、複数の語学が得意。

 

物まねがうまい、冗談が通じる、状況判断がうまく、人をまとめるのが上手です。

 

左脳が利き脳の人の特徴は

論理的で感情を表に出さず淡々としゃべります。

 

物事を順序だてて考えたり実行するのが得意で、整理整頓が得意。

 

きれい好き。

 

計画的で理論的ですので、旅行や仕事のお膳立てやオーガナイズが得意。

自転車を組み立てるのにはまずは説明書を読んでから、説明書の順序通りに組み立てます。

 

数字に強く、読書、校正に向いている。

 

感覚より理論

 

いかがですか?

もちろん左右のバランスが完璧に取れているのが理想ですが、実際には多少右脳と左脳の働きのバランスが崩れている人が大多数です。中にはかなりバランスが崩れている人もいるようですが、あまり極端に偏っているのも問題です。実は、この左右の大脳半球の機能差を英語でBrain Hemispherisityと言います。この大脳半球のバランスの崩れが、実は皆さんの健康に大きく影響しているのです。ではその脳ヘミスフェリシティーがあると、どんなことが起こるのでしょうか?

1.姿勢のゆがみ:左右のお尻などの筋肉のバランスが崩れて骨盤や背骨がゆがみ、肋骨の形も左右で違ってきます。また股関節や肩関節の角度も変わるので、左右の肩の位置やひざの位置がゆがみます。これらのゆがみから腰や首の痛み、腱鞘炎やしびれ、そして膝痛、ローテーターカフや足首の捻挫などのスポーツ障害にもつながります。

2.顎関節症:首やあごの周りの筋肉の働きに変化が出て顎関節症を起こしやすくなります。

3.自律神経失調症:動悸、不整脈、急な発汗、原因不明の痛みや痺れ、内臓機能の低下による便秘や下痢、高血圧、耳鳴り、めまい、複視(物が二つに見える)、無呼吸症など。

4.バランス機能異常から来るめまい、身体のゆがみ、転倒

5.うつや心配性、パニック症など、そしてADHD(注意欠損多動症)、自閉症などと関連しているという研究も進んでいます。

 

カイロプラクティック神経科医は、どちら側の脳にヘミスフェリシティーがあるかを検査し、上記のような様々な症状を根本から治療するスペシャリストです。ヘミスフェリシティーがあると思われる人は一度ご相談ください。

 

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